散歩の記録
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【富士塚】氷川神社富士塚と下練馬の富士塚を訪ねて(2026.07.25)

富士塚山頂・中腹から
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酷暑の日が続いていますが、練馬区北町には徒歩で気軽に巡れる二つの富士塚があります。どちらも練馬区指定文化財で、丸吉講ゆかりの歴史を今に伝える貴重な存在です。

今回は下赤塚駅から東武練馬駅まで歩き、氷川神社富士塚と下練馬の富士塚を訪ねました。約1時間の短い散歩でしたが、それぞれの富士塚の個性や、旧川越街道に残る歴史を楽しむことができました。

基本情報

日時:2026.7.25(土)11:47~15:05
天候:晴れ
コースタイム
 14:37 下赤塚駅
 14:52 氷川神社富士塚
 15:31 下練馬の富士塚
 15:40 北町聖観音堂
 15:43 東武練馬駅

行程記録

氷川神社富士塚

下赤塚駅から15分ほど歩くと、氷川神社の富士塚に到着しました。炎天下を歩いてきた後だったので、木陰に入るとようやく一息つくことができます。

氷川神社の鳥居
静かな住宅街の中に鳥居が現れる。
氷川神社境内
強い日差しを避け境内の日陰に入ると、体が楽になる。

氷川神社は鳥居より一段高い場所に鎮座しており、富士塚もその縁に築かれています。そのため鳥居から見上げると、実際の高さ以上に存在感を感じました。高さは約3.7メートルと比較的小規模ですが、周囲の地形もうまく利用して造られているようです。

富士塚には丸吉講の関わりを示す碑や、「御中道修行」の碑が残されていました。富士講の活動を伝える石碑が現在も残っている点は興味深く、小規模ながら見どころの多い富士塚でした。

□氷川神社富士塚
https://maps.app.goo.gl/dHj24npGhUY9ASLu8
住所   〒179-0081 東京都練馬区北町8丁目22
所在施設 氷川神社
成立   江戸時代後期 天保6年(1835)以前
構築講  丸吉講
大きさ  高さ約3.7メートル
眺望   なし
登頂   可
備考   練馬区指定文化財
氷川神社富士塚入口
右手に氷川神社富士塚への登り口がある。
氷川神社富士塚
本殿のある一段高い土地にあるため、下から見上げるとそれなりの大きさに見える。
氷川神社富士塚
頂上には祠が祀られている。
氷川神社富士塚の碑
碑には「登山記念」「御中道修行」の文字がある。
氷川神社富士塚の碑
富士山に”〇吉”の記号。丸吉講を示すものと思われる。
氷川神社富士塚
本殿のある一段高い土地の、側面方向から撮影
氷川神社
本殿の前は盆踊りの櫓が建てられていた。

下練馬の富士塚

氷川神社富士塚から30分ほど歩くと、下練馬の富士塚に到着しました。

旧川越街道沿いには「富士嶽神社」と刻まれた鳥居が立ち、その奥には浅間神社の社殿と、大きな富士塚が並んでいます。高さは約5メートルですが、周囲の住宅より高く築かれているため、数字以上の迫力を感じました。

浅間神社入口
旧川越街道を通り、下練馬の富士塚近くへ到着。隣に”富士亭”なるラーメン屋さんがある。
浅間神社
鳥居には「富士嶽神社」の文字が見えている。
浅間神社と富士塚
正面に本殿があり、隣に富士塚がある。富士塚の存在感がある。
富士塚
下練馬の富士塚を正面から眺める。

解説板によると、浅間神社は江戸時代以前に別の場所にあり、江戸中期に現在地へ移されました。その後、明治6年(1873年)に丸吉講によって富士塚が築かれたそうです。

浅間神社の解説
浅間神社の解説板
富士塚の解説
富士塚の解説。お中道もあり、登山道が充実している。

実際に登ってみると、富士塚全体が黒ボク石で覆われ、本物の富士山を思わせる雰囲気があります。特に山頂付近は勾配が急になり、富士山の終盤を歩いているような気分になりました。

最も印象に残ったのは、お中道が整備されていることです。お中道まで再現された富士塚はあまり多くありません。現在の富士山では一周して歩くことが難しい場所だけに、富士塚でその雰囲気を体験できたことは貴重でした。登山道や石碑、猿像や天狗像なども充実しており、今回訪れた二つの富士塚の中では特に見応えのある一基でした。

□下練馬の富士塚
https://maps.app.goo.gl/gie4qXeh2nNvMroF6
住所   〒179-0081 東京都練馬区北町2丁目41−3
所在施設 
成立   明治6年(1873年)
構築講  丸吉講
大きさ  高さ約5メートル
眺望   なし
登頂   可
備考   練馬区指定文化財
富士塚入口
教祖像がある。
富士塚山頂の眺め
神の使いである猿像
浅間神社本殿
中腹からみる本殿
富士塚山頂の眺め
山頂付近。実際の富士山も9合目からが急であることを思い出す。
富士塚山頂
山頂は少し広くなっていて、祠が祀られている。
富士塚山頂
方位版があり、標高37.76cの文字がある。本物の3776メートルから?
山頂からの眺め
富士山の方向が示されているが、富士山の展望はない模様。
山頂からの眺め
山頂からの眺め。鳥居の前が旧川越街道。
富士塚山頂。東から
東側の側面から山頂を眺める。黒ボク岩が荒々しい。
お中道の入り口に
お中道の入り口には大天狗像、鳥天狗像、小御嶽神社碑がある。
富士塚の裏側のお中道
富士塚の裏側。お中道はしっかり裏を通ることができる。
富士塚山頂・西から
反対の西側から山頂の眺め
富士塚山頂・中腹から
中腹あたりからの山頂。黒ボク石が多いことがわかる。

北町観音堂

今回は富士塚が目的だったため立ち寄る程度でしたが、下赤塚駅から東武練馬駅へ続く道は旧川越街道の一部です。緩やかに曲がる道路の形からも、古くからの街道であることが感じられます。この日は夏祭りの準備が進められており、提灯が飾られた街並みが印象的でした。

駅へ向かう途中、北町観音堂にも立ち寄りました。本堂は比較的新しい建物ですが、観音像や仁王像には長い歴史が感じられ、文化財にも指定されています。旧川越街道沿いという立地を考えると、浅間神社や富士塚とともに、地域の人々に親しまれてきた信仰の場なのだと感じました。

旧川越街道北町付近
旧川越街道はこれから祭の様だ
北町観音堂
駅に向かう途中で北町観音堂に立ち寄る
北町の仁王像
北町の仁王像がお出迎え
北町の仁王像
北町の仁王像がお出迎え
北町観音堂・本堂
北町観音堂・本堂
北町聖観音座像
本堂には観音様、北町聖観音座像

まとめ

練馬区北町の二つの富士塚は駅から徒歩30分ほどで巡ることができ、それぞれ異なる魅力を持っていました。氷川神社富士塚は小規模ながら富士講の石碑が残り、地域に根付いた信仰を感じられます。一方、下練馬の富士塚は登山道やお中道、猿像、天狗像などが充実し、実際に富士山を登拝するような気分を味わえる見応えのある富士塚でした。

また、旧川越街道や北町観音堂も合わせて歩くことで、この地域が古くから交通と信仰の拠点であったことも実感できます。歩行時間は約1時間と短く、暑い時期でも気軽に歴史散歩を楽しめるコースでした。富士塚巡りが好きな方はもちろん、江戸時代の信仰や街道の歴史に興味がある方にもおすすめしたい散歩コースです。

参考情報

練馬区内で見学できる富士塚は4か所あるようです。

富士塚所在特徴登拝
江古田の富士塚小竹町・浅間神社国指定重要有形民俗文化財。高さ約8m、直径約30mの大型富士塚。通常は非公開。元日・山開き(7月1日)・9月祭礼など公開日のみ登拝可。
中里の富士塚大泉町・八坂神社脇高さ約12m、直径約30m。区内最大級で、36基の石造物や合目石が残る。常時登拝可
下練馬の富士塚北町・浅間神社高さ約5m。丸吉講が築いたとされ、7月1日に山開きが行われる。 常時登拝可
氷川神社富士塚(大松の富士塚)北町・氷川神社高さ約3.7m。丸吉講が築造した比較的小型の富士塚。 常時登拝可

今回は下練馬の富士塚と氷川神社富士塚の2か所を巡りました。
江古田の富士塚には2025年に訪問しています。

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【富士塚】江古田の富士塚を巡る(2025.07.01)
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すかいす
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駆け出しブロガー
埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。
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