【富士塚】大宮・八幡神社の富士塚(2026.07.29)
大宮駅に用事があったため、以前から気になっていた大成町の八幡神社にある富士塚を訪ねてみました。駅から徒歩15分ほどとアクセスしやすく、市街地を歩いて行ける距離にあります。
八幡神社の富士塚は、インターネットでも情報がほとんど見つかりません。さいたま市の文化財資料に記載のある富士塚ですが、建立年代や富士講についても詳しい資料は確認できず、どのような経緯で築かれたのかは謎の多い存在です。
実際に訪れてみると、住宅街の一角の境内は緑に包まれ、静かな空気が流れていました。今回は、この小さな富士塚を実際に歩いて見て感じたことを紹介します。
基本情報
日付:2026.7.29
天候:快晴(酷暑)
コースタイム
15:22 発 大宮駅
15:36 八幡神社
16:03 着 大宮駅
行程記録
大宮・八幡神社の富士塚
酷暑の中、大宮駅から15分ほど歩き、大成町の八幡神社へ到着しました。市街地を歩いてきたところで、境内に入ると急に緑が広がり、暑さが少し和らいだように感じます。青空と松の緑のコントラストも印象的でした。境内は決して広くありませんが、よく手入れされており、地域の人々に大切に守られていることが伝わってきます。
目的の富士塚は、本殿の左手にありました。しかし、周囲は囲いで囲まれており、さらに夏草が生い茂っているため近づくことができません。碑の銘文も植物に隠れ、現地では内容を確認することはできませんでした。説明板も設置されておらず、初めて訪れる人には富士塚かどうか判断するのも難しい印象です。
富士塚は山頂まで約2メートル、碑の最高部まで約3メートルほどの高さです。表面の一部には黒ボク石が使われており、富士山を表現した築山であることがうかがえます。一方で登山道は見当たらず、現在は登拝できる構造ではありませんでした。
帰宅後に他の方が撮影した写真を確認すると、山頂の碑には浅間神社であることが分かる銘文が写っていました。さいたま市の塚調査資料にはリストにある富士塚です。ただ、建立年代や築造した富士講などについては資料が見当たらず、この富士塚には今も多くの謎が残されています。派手さはありませんが、地域に残る富士信仰の痕跡として興味深い場所でした。








まとめ
大宮・八幡神社の富士塚は、高さ約3メートルほどの小さな富士塚です。現在は囲いで保護され、植物も茂っているため、詳しく観察することはできませんでした。説明板もなく、建立年代や築造した富士講などの情報もほとんど残されていないため、富士塚巡りの中でも特に資料の少ない場所といえそうです。
一方で、表面に残る黒ボク石や山頂の碑からは、かつてこの地で富士信仰が行われていたことを感じ取ることができます。江戸七富士のような華やかさはありませんが、住宅街の一角に静かに残る姿には、地域の歴史を今に伝える魅力がありました。
今回は夏の訪問だったため、草木に覆われて石碑を確認できませんでした。季節を変えて再訪すれば、建立年や銘文など新たな発見があるかもしれません。富士塚巡りを続ける中で、もう一度訪れてみたいと思わせる場所でした。
参考情報
この富士塚はさいたま市の塚調査資料に記載があるものです。
