山行の記録
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筑波山山麓の里山を歩く(2025.1.2)

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筑波山山麓の里山を朝日里山学校を起点に歩きました。

基本情報

日付:2025.1.2

天候:快晴

コースタイム
 10:25 発 朝日里山学校
 10:54   菖蒲沢薬師堂
 13:41 着 朝日里山学校

山行記録

菖蒲沢薬師堂

里山学校から歩くこと10分ほどで「薬師古道」の入口に到着。登山道は地元有志によりきれいに整備されているらしく、穏やかな雰囲気の中を進んでいきます。途中には不動尊が祀られていていました。

まず薬師古道を進む。
登山道は地元有志によりきれいにされている。途中にある不動尊。

やがて「天白稲荷神社」に到着。ちょうど正月ということもあり、地元の方々がお参りに訪れていて、地域に根付いた信仰の場であることを感じます。

天白稲荷神社が現れた。
天白稲荷神社。正月ということもあり地元の人がお参りしていた。

古びた石段を下り上ると、その先に静かに佇む古刹が現れました。「菖蒲沢薬師堂」です。伝承によると、菖蒲沢薬師堂は筑波山中尊寺を中心とする筑波山四面薬師四カ寺の一つとされています。現在は廃寺となり管理する人はいませんが、地元有志によって守られているようです。歴史ある佇まいに、里山の中にひっそりと残る信仰の記憶を感じさせられました。

古びた石段の先に古刹の姿が。
菖蒲沢薬師堂
『菖蒲沢薬師堂は伝承によると、筑波山中尊寺を中心とする筑波山四面薬師四カ寺の一つで、…』
古びた石段を戻る。

里山の道を行く

薬師堂から少し戻り、ルートを変え上ると「龍神様」が現れます。筑波山山麓の山中には、巨石が露出している場所が点在しており、その多くが何らかの神仏を祀る場所となっています。

龍神様。筑波山山麓の山中には巨石が露出している箇所がある。なんらかをお祀りしていることが多い。

やがて分岐点に到着。左手手前から登ってきた道を振り返り、右手奥にはフラワーパーク方面、左手奥には筑波方面への道が続いています。今回は左手奥、筑波方面へ進むことに。

分岐点。左手手前から登ってきた。右手奥がフラワーパーク方面で、左手奥が筑波方面。筑波方面へ。
見晴らしがない道を進む。

しばらくは見晴らしのない林の中を進みます。そんな中、ふと開けた場所に出ました。今回のルートで唯一の見晴らしポイントです。西の方向を向いていて、遠くに見える尾根には、表筑波スカイラインや不動峠が続いているのがわかります。

今回唯一の見晴らしポイント。西の方向を向いている。
向こうの山の尾根に表筑波スカイライン、不動峠がある。

さらに進むとまた分岐点。右手は青柳地区への道、奥へ進めば表筑波スカイラインに通じています。左手には中山地区へと下る道があり、そちらを選んで中山地区へ下山していきます。

分岐点。右手が青柳地区への道。奥が表筑波スカイラインへつながる。左手に中山地区へ下る道がある。
林間を下る。
中山地区に下る。
里に下りてから歩いた山を眺める。奥の低山の尾根を歩いた。

この場所の南側には小町山があり、そのさらに南の麓には土浦市小町があります。この地域には小野小町の伝説が残されています。今回歩いたコースには、「小野越(おのごえ)」という地名があり、小野小町が越えた場所という意味合いが込められているとされています。小野小町終焉の地とされる確かな証拠はありませんが、伝承の一端を感じさせる興味深い地域です。

小野越の地名がある

感想

筑波山山麓の里山を歩いた今回のコースは、眺望には恵まれないものの、古道や祠、寺社などを通じて、地域に根付いた信仰や歴史に触れることができました。正月の時期にふさわしい、静かで落ち着いた山歩きとなりました。

周辺情報

朝日里山学校
 https://www.ishioka-kankou.com/asahisatoyama-school/page000157.html
 体験型の観光施設です。トイレ、駐車場があります。
 この近辺のアクティビティ時に便利です。

ミッドクリーク
 https://midcreek.jp/
 菖蒲沢地区にあるフィッシングエリアです。
 カフェでバーガーやどんぶり等の食事ができます。

owner
すかいす
すかいす
駆け出しブロガー
埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。
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