散歩の記録
PR

品川神社と瀧王子稲荷神社の富士塚を巡る(2025.08.19)

境内からの富士塚の姿
mtwalker
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

品川神社の富士塚と瀧王子稲荷神社の富士塚を巡りました。
多少であれば大丈夫であろうと酷暑の中歩きましたが、さすがに暑すぎました。

基本情報

日付:2025.8.19

天候:晴れ(酷暑)

コースタイム
 10:42 発 大崎駅
 11:12   品川神社の富士塚
 12:27   瀧王子稲荷神社の富士塚
 12:51 着 西大井駅

行程

品川神社の富士塚

品川神社の正面は第一京浜国道に面しています。
近づくと龍をあしらった大きな鳥居を見つけることができました。
神社の境内は第一京浜から10メートルほど高台に鎮座しています。

かつて第一京浜にかかる場所にあった富士塚は、第一京浜建築時に現在の場所に移設されたようです。
このため富士塚の山頂からの北品川の街の眺めは素晴らしいものになっていました。

□品川神社 富士塚
https://maps.app.goo.gl/sTpr6SYga18dkY5C7
住所   〒140-0001 東京都品川区北品川3丁目7-15
所在施設 品川神社
成立   明治2年(1869)から5年(1872)、大正11年に現在地に移築
構築講  品川丸嘉講
大きさ  高さ約5メートル、直径約10メートル
眺望   南の方向の眺望あり
登頂   可能
備考   品川区指定有形民俗文化財、毎年7月上旬「品川丸嘉講」による山開きの神事あり
参考   https://shinagawajinja.tokyo/treasure/

昇り龍と降り龍が絡みついた美しい石の鳥居
昇り龍と降り龍が絡みついた美しい石の鳥居。双龍鳥居というらしい。
品川神社は少し高台にある
品川神社は第一京浜に比べると10mほど高台にある。
品川神社御由緒説明
品川神社は徳川家と関係のある由緒ある神社
富士塚への登り口
階段の途中に富士塚への登り口がある
浅間神社
浅間神社
境内からの富士塚の姿
境内のレベルから5メートルの高さの富士塚がある。
品川富士塚の説明
構築は明治2年(1869)から5年(1872)、大正11年に現在地に移築されたらしい

品川区指定有形民俗文化財
品川神社富士塚

所在 品川区北品川三丁目七番十五号 品川神社内
指定 昭和五十三年十一月二十二日(民俗第一号)

 富士塚は、富士信仰の集団、富士講の人々が、富士
山の遥拝場所として、あるいは実際に富士山への登山
ができない講員のために造った築山である。
 品川神社の富士塚は、明治二年(一八六九)、北品川
宿の丸嘉講社の講中三百人によって造られた。神仏分離
政策で一時破壊されたが、明治五年に再築し、大正十一年
(一九二二)第一京浜国道建設の時現在地に移築された。
 江戸後期に盛んだった民間信仰を知る上で、たいせ
つな文化財である。

品川区指定無形民俗文化財
品川神社富士塚山開き

実施団体 品川丸嘉講社
指定 昭和六十一年三月十四日(風俗慣習第一号)

 毎年七月一日に近い日曜日に、講員一同が白装束で
浅間神社神前で「拝み」を行う。
 その後、はだしで富士塚に登り、山頂の遥择所や小
御嶽の祠でも「拝み」をして下山し、社殿にもどってか
ら平服に着替える。
 かつては盛んだった行事であるが、現在も行ってい
る富士講はたいへん少ない。

平成二十三年三月三十一日
品川区教育委員会

富士塚への登り口
階段の途中に戻り、富士塚への登り口から登る
南側の登り口
南側の登り口。五合目付近から。
北側の登り口
北側の登り口
山頂から南の方角の眺め
山頂から南の方角の眺め。第一京浜の道路と京浜急行の路線、北品川の街
第一京浜の眺め
高台の高さ+富士塚の高さなので高度感がある。
富士塚からの眺め
山頂は広いが祠などはない。左手奥のビルは天王洲アイル付近のようだ
品川神社の静かな境内
静かな境内。遠方に大崎のビルが見えている。
品川神社の本殿
品川神社の本殿
品川神社の神楽殿
品川神社の神楽殿
境内からの富士塚の姿
境内のレベルからは5メートルほどの高さの富士塚
平日、暑い日だが参拝客はいる
平日、暑い日だが参拝客はいる
階段中腹から富士塚側面の眺め
階段の中腹から富士塚の側面を見る。黒ボク石でおおわれている。

瀧王子稲荷神社の富士塚

瀧王子稲荷神社の富士塚は非常にコンパクトな富士塚です。
高さ1メートルほど。
高さ自体はないですが、黒ボク石で作られた素朴な富士塚です。

由来や成立時期などの情報はネットでは見つけることができませんでした。
場所はグーグルマップで富士塚を探していたときに見つけました。

□瀧王子稲荷神社の富士塚 
https://maps.app.goo.gl/bynrabe6itCcihmB7
住所   〒140-0014 東京都品川区大井5丁目12-8
所在施設 瀧王子稲荷神社
成立   ?
構築講  ?
大きさ  高さ約1メートル、直径約xxメートル
眺望   眺望なし
登頂   可能
備考   ?
参考   ?

瀧王子稲荷神社
瀧王子稲荷神社へ移動してきた。住宅街にある小さな神社
境内の左手に富士山登山道入り口の文字
境内の左手に富士山登山道入り口の文字
瀧王子稲荷神社の富士塚
本殿の横に1メートルほどの高さに小山があり、祠がある。
富士塚の祠
木花咲耶姫の印がある。説明板もないため詳細不明。
瀧王子の水神池の説明板
瀧王子の水神池の説明板
瀧王子の水神池
瀧王子の水神池。かつては湧水があったようだ。

まとめ

品川神社の富士塚と瀧王子稲荷神社の富士塚を巡りました。

品川神社の富士塚は場所の良さもあり、山頂からの北品川の街の眺めは素晴らしいものでした。

瀧王子稲荷神社の富士塚は民間信仰である富士講をうかがわせる、素朴なものでした。

しかし暑すぎました。
実は予定の半分しか歩いていません。
真夏の都内散歩はやはり無理がありました。

参考情報

東海寺大山墓地

品川神社近くで墓地の案内板を見つける。
沢庵和尚って聞いたことあるけど誰だっけ?と考えた。
多分漫画「バカボンド」の登場人物を覚えていたのだろう。

ここには有名人の墓があるらしい。
事前に調べておかないと見逃してしまう。

東海寺大山墓地案内板
沢庵和尚って聞いたことあるけど誰だっけ?多分漫画「バカボンド」で見た。

東京十社

品川神社は東京十社のひとつ。
まだいったことがない場所があります。

東京十社
品川神社は東京十社のひとつ

江戸七富士

江戸時代に富士講が盛んになり、江戸市中にも多くの富士塚が築かれました。
その中でも特に有名で、人々からよく登拝されていた七つの富士塚をまとめて 「江戸七富士」 と呼ばれたようです。
品川神社の富士塚もその一つです。

名称所在地(現在)特徴
品川富士品川神社(東京都品川区北品川)高さ約15m、都内最大級。品川区文化財指定。
千駄ヶ谷富士鳩森八幡神社(渋谷区千駄ヶ谷)東京都内で現存最古の富士塚(1789年築)。国の重要有形民俗文化財。
音羽富士護国寺(文京区大塚)明治期に一度壊されたが、再築。境内に現存。
下谷坂本富士小野照崎神社(台東区下谷)芸能の神を祀る神社内にあり、富士講ゆかりの地。
高田富士高田氷川神社(豊島区高田)江戸時代に築造、地域講中の信仰の場。
駒込富士富士神社(文京区本駒込)高さ約10m、地域のシンボル的存在。
十条富士十条冨士神社(北区中十条)江戸後期に築造され、今も地域行事で登山可能。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


owner
すかいす
すかいす
駆け出しブロガー
埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。
記事URLをコピーしました