【超低山】下町アルプスを歩く(諏訪台、上野台、上中里駅~上野駅)(2025.3.7)

下町アルプスとは東京都の下町エリア(特に台東区や墨田区周辺)に点在する自然の高台や小さな人工の山や塚などをめぐる散策コースです。今回は上中里駅周辺から上野公園あたりの高台を歩きます。
基本情報
日付:2025.3.7
天候:快晴
コースタイム
12:23 発 上中里駅
13:43 道灌山
13:57 富士見坂
14:16 長安寺
15:00 下谷坂本富士
15:32 大仏山
15:36 五條天神社
15:41 摺鉢山
15:47 西郷隆盛像
15:29 着 上野駅
行程
上中里駅~田端高台通り
先日の下町アルプス歩きは上中里で終了したので、今回は上中里駅からスタート。
切り通しや坂での高低差で高台であることがわかります。
しかし高台を歩いていると平坦であるためにいつの間にか高台にいることをわすれます。







道灌山
西日暮里駅の北西の高台が道灌山です。
地図を見ると”道灌山”を関した建物が多数あります。
しかし高台は平坦に整地され開発されてているので、山頂がわかるものはありませんでした。
残っているのは看板のみです。




西日暮里公園
西日暮里駅に隣接する高台の場所に、小さい公園、西日暮里公園があります。
案内板があり、浮世絵『江戸百景』にある道灌山の様子が説明されています。人々がゴザを敷いて過ごしている様子。遠方には筑波山と思われる姿が見えます。
『江戸名所図会』も説明されています。遠方の山に”筑波根”の文字がみえています。
『日暮里惣図』の解説板もあります。遠方の山に”日光山”の文字が見えています。
高台なので、もしかしたら今でもこの場所から筑波や日光の山が見える可能性があるかもしれません。






諏訪台通り
諏訪台通りは西日暮里駅から上野方面に向かう、高台を通る道です。
住宅地ですが、さすがに神社、仏閣が多いです。
初めて聞く名の寺でも、何らかの歴史を知ると感慨深くなります。







谷中周辺
経王寺は諏訪台通りと七面坂・御殿坂の接する交差点にあります。
山門に上野戦争時の銃弾があると説明されています。
実際に跡があり、それが太平洋戦争を超えて残っていることに驚きです。



谷中の商店街の方向は人出で賑わっています。
訪日客も多いようです。







小野照埼神社/浅間神社(富士塚)
一度下町アルプスの高台を離れ、山手線の外側の下町に移動し、小野寺崎神社へ向かいます。


小野寺崎神社の境内には早咲きの桜が咲いています。
やはり花が咲いていると心が和みます。






人j者の敷地の一角に下谷坂本の富士塚があります。
全体が黒ボクでおおわれて小高い塚になっています。
普段立ち入りはできないようになっていて、石碑等も含めよく保存されているようです。
□下谷坂本の富士塚
https://maps.app.goo.gl/5qFceenKf4QRtYN58
住所 〒110-0004 東京都台東区下谷2丁目13-14
所在施設 小野照崎神社
成立 天明2年(1782)?文政11年(1828)?
構築講 東講
大きさ 高さ約5メートル、直径約15メートル
眺望 なし
登頂 6/30、7/1のみ
備考 -
参考 http://onoteru.or.jp/




上野公園・大仏山
「上野のおやま」とは、東京都台東区にある上野恩賜公園一帯の高台を指す、親しみを込めた呼び名です。
その中でも二つのピークがあります。
ひとつは上野大仏があった大仏山(標高22メートル)です。
今は大仏山にはパゴダ様式の祈願塔が残っています。







上野公園・摺鉢山
上野のおやまのもう一つのピークは擂鉢山(標高24.5メート)です。
もともとは1500年ほど前の前方後円墳だったようです。








感想
前回の「下町アルプス歩き」の続きとして、上中里駅から上野駅まで歩きました。
田端高台や諏訪台を巡り、最終的に上野のお山へと至るルートです。
途中、鶯谷では下町へ降り、小野照埼神社の下谷坂本富士塚を訪れました。
天気は良かったものの、前回とは異なり冷たい風が吹く一日でした。
早咲きの桜は咲き始めていましたが、上野公園のソメイヨシノはまだ見頃には早いようでした。
周辺情報
上中里駅近くの百亀楼で昼食をいただき出発した。
朝鮮焼ランチ950円。名前に反して優しい味の野菜炒め。美味かった。
