【ガイド】街の中に“登れる山”?『東京まちなか超低山』で新しい散歩の楽しみ方を発見!

最近購入した本で、“山”といっても少し変わった切り口の一冊をご紹介します。
街歩きと登山の間にある「超低山」
ご紹介するのは
📗 『新装版 東京まちなか超低山 50メートル以下、都会の名山100を登る』
この本では、東京のまちなかにある「超低山」——すなわち、標高100メートル以下で、登山口との高低差が50メートル以内という、極めてコンパクトな山たちが紹介されています。
「そんなの、山って言えるの?」と思うかもしれませんが、読んでみるとその奥深さに驚かされます。
東京のまちなかにこんなに“山”があったなんて!
本書では、
- 愛宕山(標高26m/23区内最高峰)
- 飛鳥山(江戸時代の花見名所)
- 江古田富士(駅から徒歩1分の“富士山”)
といった、知っているようで見過ごしていた超低山23座が紹介されています。
また「東京アルプス」「下町アルプス」など、縦走コース5つの提案もあり、
街歩きと登山の中間のような楽しみ方ができるようになっています。
登山者にも刺さる「エッセイ+イラスト」構成
本の魅力は、内容の充実度だけでなく、イラストの可愛さと文章の温かさにもあります。
文章はエッセイ風で読みやすく、ちょっとした歴史や地形の豆知識も交えながら、散歩気分をぐっと高めてくれます。
普段歩いていたあの坂道が、実は“山”だったと知ると、不思議と誇らしい気持ちにすらなってくるから不思議です。


散歩の質が変わる!再発見の1冊
週末に郊外の山を目指したいタイプなのですが、最近は都合で出かけることができませんでした。
「天気が微妙だけど、ちょっと歩きたい」
「街の中でも自然や高低差を感じたい」
そんな時にぴったりな本です。
実際にこの本を参考に、何カ所か歩いてみましたが、
「ただの散歩」が「発見のある散策」に変わりました。
こんな人におすすめ
- 登山好きだけど、忙しくてなかなか時間がとれない人
- 街歩きが好きな人
- 東京の地形や歴史に興味がある人
- 写真やイラストで楽しみながら読むのが好きな人
最後に:東京をもっと深く楽しもう
この本を読んで、都内まちなかでの散歩の目的地が格段に増えました。
「山を登る」というと大げさですが、
「小さな山を、気軽に散歩する」という感覚、
これは新しい楽しみ方の提案です。
登山と街歩きの“あいだ”を探している方に、おすすめできる1冊です。
『新装版 東京まちなか超低山 50メートル以下、都会の名山100を登る』
おまけ
日本山の日協議会のページで著者の中村みつをさんが内容を紹介してます。
https://www.yamanohi.net/report.php?id=3243
出版社のページです。書籍の目次が掲載されています。
http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000001871
付録に”東京の超低山百名山リスト”が添付されています。資料として参考になります。