雑誌「山と溪谷」5月号の傾向

はじめに

新緑が美しく、残雪のアルプスも輝く5月。登山者にとって最もワクワクする季節のひとつです。
『山と溪谷』5月号では、名山紹介から道具選び、残雪対策、春の旅特集まで、多彩なテーマで登山者の計画を後押ししています。
2013年以降の傾向から、どのような特徴が見えるかを詳しくまとめました。

記事一覧表

5月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

傾向分析から見える5月号の特徴

1. 上高地の集中特集が際立つ
   特に2023～2025年は3年連続で「上高地」特集がメインテーマ。以前も「穂高岳と上高地」が何度か登場しており、春～初夏に訪れるべき山の“王道”としての地位が感じられます。
2. 残雪アルプス・春山ルート案内が定番
   「残雪北アルプス」「ステップアップ残雪登山」「GWの山旅」など、5月ならではの雪と新緑のミックス山行が多く提案されています。
3. 装備特集の頻度が高い
   「登山道具選び」「装備テスト」「アウター戦略」「三大基本技術」など、ハイシーズンを前にした装備の見直し・購入の指針として活用される内容が毎年登場しています。
4. 読図や気象といった登山技術の解説も
   2021年などに見られるように、「読図」「ロープワーク」「観天望気」など、登山の基本を復習・学習する実践的な内容も盛り込まれています。

どんな登山者におすすめ？

• 上高地・穂高岳など春の名山を計画している人
• 残雪のアルプスを安全に楽しみたい中級者以上の登山者
• 登山靴やザックなど、装備をアップデートしたい人
• 登山の基本技術を再確認したい人
• ゴールデンウィークに山旅を考えている人

まとめ

5月号は「名山×装備×技術」の三本柱で構成される、春～初夏の登山シーズンに向けた実用性の高い一冊です。
とくに「上高地」と「残雪期登山」は、5月号を象徴する2大テーマ。
これから本格的に山へ向かう登山者にとって、心強い味方になる内容となっています。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
　雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

すかいす

駆け出しブロガー

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埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。