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雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向

山と渓谷_イメージ
mtwalker
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はじめに

登山愛好者にとって、季節ごとの山の魅力や注意点を把握することは、安全で充実した山行を計画するうえで欠かせません。

「山と溪谷」は、毎月の特集を通じて、季節に応じた登山情報や技術、装備、山域の紹介など、多岐にわたる内容を提供しています。

本記事では、各月号の特集から見える傾向をまとめ、1月から12月までの特徴を整理しました。

「山と渓谷」バックナンバー

実物の書籍としてのバックナンバーは入手が難しい場合があります。

しかしKindle版であれば2013年4月版から入手可能です。

また2021年4月版~最新号までがKindle Unlimited版で読み放題になっています。

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各月の傾向分析から見える特徴

1月号:名山・年間計画・読者人気

  • 日本百名山・二百名山・三百名山の特集が定番
  • 年始にふさわしい「年間スキルアップ計画」や「登山文化」に関するテーマが目立つ
  • 読者アンケートや「好きな山」「名ルート」など人気投票企画が多い

詳細は「雑誌「山と渓谷」1月号の傾向」をどうぞ。

2月号:単独行・温泉・基礎知識

  • 単独行やソロ登山のノウハウが毎年登場
  • 冬山×温泉や地酒、食といった「山+癒やし」の特集
  • Q&A形式の登山基礎知識、登山用語、応急処置など冬の学びに最適な企画が多い

詳細は「雑誌「山と渓谷」2月号の傾向」をどうぞ。

3月号:身体ケア・春の里山・新シーズン準備

  • 膝痛やテーピング、歩き方改善などの体トラブル対策
  • 花咲く低山や全国の里山紹介など「春を感じる登山」企画
  • 山ごはん、残雪の山、セルフレスキューなどスキル強化テーマも

詳細は「雑誌「山と渓谷」3月号の傾向」をどうぞ。

4月号:花・新緑の低山と残雪・装備の準備

  • 花と新緑の名山・低山特集が毎年の定番
  • 残雪期の中級山紹介や春の山小屋案内
  • 新シーズンに向けた登山靴や痛み対策、軽量装備の特集も

詳細は「雑誌「山と渓谷」4月号の傾向」をどうぞ。

5月号:上高地・残雪アルプス・道具選び

  • 上高地と穂高岳など春の名山を繰り返し特集
  • 残雪期アルプスやテント山行など中級者向けの春山登山案内
  • 登山靴やザック、アウターなど道具選びの指南が多い

詳細は「雑誌「山と渓谷」5月号の傾向」をどうぞ。

6月号:アルプス名ルート・テント泊・花の名山

  • 「アルプス名ルート100」や「岩稜ルート」「縦走案内」など本格登山系企画
  • テント泊の装備・技術・快適化に関する内容が毎年登場
  • 高山植物やお花畑など、季節感を取り入れた山紹介も

詳細は「雑誌「山と渓谷」6月号の傾向」をどうぞ。

7月号:北アルプス・縦走・岩稜と夏山本番

  • 穂高岳、槍ヶ岳、剱岳など北アルプスの名峰特集が中心
  • 岩稜帯ルートやロープワークなど技術面の解説が強化される
  • 夏山の体調管理や安全対策も実用的

詳細は「雑誌「山と渓谷」7月号の傾向」をどうぞ。

8月号:アルプス山小屋・縦走・夏休みの家族登山

  • 北・南・中央アルプスの縦走・山小屋案内が充実
  • 気象・チョウや高山植物など自然観察系企画も登場
  • 「家族登山」や「新登山様式」など多様なスタイルの提案

詳細は「雑誌「山と渓谷」8月号の傾向」をどうぞ。

9月号:紅葉前哨戦・読図技術・週末縦走

  • 読図・地図読み系の技術特集が圧倒的に多い
  • 八ヶ岳や中央アルプスなど、紅葉を先取りするエリア特集
  • 天候・遭難対策・山小屋泊など、秋山を安全に楽しむ準備テーマが多い

詳細は「雑誌「山と渓谷」9月号の傾向」をどうぞ。

10月号:紅葉絶景・秋冬レイヤリング・秋山気象

  • 全国紅葉名山や秋の山旅案内など「紅葉の魅力」が主軸
  • 秋冬の気温変化に対応するレイヤリング(重ね着)術
  • 行動食、きのこ狩り、山写真術など秋の山の楽しみ方も多様

詳細は「雑誌「山と渓谷」10月号の傾向」をどうぞ。

11月号:絶景低山・単独行・展望術

  • 絶景低山や都市近郊の山の再発見など、「静かな秋山」特集が主流
  • 単独行や天気・地形を読む展望術など、ソロでの山歩きを意識
  • 遭難リスクや登山力養成といった安全意識系も多い

詳細は「雑誌「山と渓谷」11月号の傾向」をどうぞ。

12月号:雪山登山入門・冬装備・年末の山旅

  • 毎年「雪山登山の教科書」「ルートベストガイド」が登場
  • 厳冬期装備、アンダーウェア、リスクマネジメントなど装備系が充実
  • 年末年始に登りたい山や山小屋での過ごし方も織り交ぜて紹介

詳細は「雑誌「山と渓谷」12月号の傾向」をどうぞ。

まとめ

「山と溪谷」の年間特集を俯瞰してみると、月ごとに明確な編集方針と登山者への提案があることがわかります。

  • 1〜3月は学びと準備、身体ケアや基礎の見直し。
  • 4〜6月はシーズンインに向けた実践・道具・花の山。
  • 7〜9月は本格登山のピーク、縦走・アルプス・岩稜攻略。
  • 10〜12月は紅葉・安全・雪山入門と季節の移ろいに寄り添った提案。

季節や自分の登山スタイルに合わせてバックナンバーを活用することで、より深く山を楽しむことができるでしょう。

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すかいす
すかいす
駆け出しブロガー
埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。
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