【ガイド】首都圏自然歩道: 関東ふれあいの道特選35コース

1988年に出版された古い書籍ですが、「関東ふれあいの道」のガイドブックを紹介します。
基本情報
書名 首都圏自然歩道: 関東ふれあいの道特選35コース
著者名 武村岳男
出版社 山と渓谷社
出版年 1988/5/1
ページ数 164ページ
ジャンル 旅行ガイド・マップ
関東ふれあいの道とは?
「関東ふれあいの道」は、環境省が整備した全長約1,800kmの長距離自然歩道で、東京都を起終点とし、関東1都6県を巡るコースです。
正式名称は「首都圏自然歩道」で、自然や歴史、文化に親しめる道として1970年代から整備が進められました。
高尾山、奥多摩、秩父、筑波山、房総半島など、関東各地の名所を結び、四季折々の風景が楽しめます。
コースは日帰り可能な距離に分割され、公共交通機関も利用しやすく、初心者から上級者まで幅広く親しまれています。
踏破者には認定証の発行もあります。
現在は全160コース(当初は144コース)設定されています。
この本を選んだ理由
昔筑波山周辺に住んでいたため、「関東ふれあいの道」が存在することは以前から知っていました。
SNSでも一連の道を踏破する人が見受けられ、調査の一環で書籍を探しました。
しかし最近の書籍では「関東ふれあいの道」を扱うものは少ないようです。
そんな中アマゾンで見つけた中古の書籍がこの「首都圏自然歩道」でした。

概要
この書籍では当時の144コースのうち、35コースが掲載されています。
関東各県からまんべんなく選択しているようです。

1コース4ページほど。所要時間や歩行距離、交通アクセスなどの基本情報、コースの説明、概略地図などで構成されています。


印象に残ったポイント
歴史的、文化的遺物に触れられる道
この自然歩道は、美しい自然景観だけでなく、田園風景、歴史的・文化的遺産にも触れられる道として整備されています。
このガイドブックも景色だけでなく、歴史的な遺物や文化的遺産について触れられていて、事前の調査や事後の振り返りに参考になります。
幾分古さを感じる
37年も前の書籍ですので紙の質も今のガイドブックのように丈夫ではないです。
写真もページも白黒です。
情報自体も古い可能性があることに注意が必要です。
「関東ふれあいの道」自体も一部で通行が困難になっている箇所があるようです。
この書籍の情報を鵜呑みにすると、痛い目を見ることになるかもしれません。
コース自体の情報は自治体からの発信や、ヤマレコやヤマップの情報も参考にすることをおすすめします。
ただ古い情報とネットの新しい情報を対比しつつ、計画を練るのは有効なプラニングになりえるのではないでしょうか。
幾人の人を経てきたか。。。
この書籍はアマゾンのマーケットプレースで中古品として購入しました。
入手日でしょうか、内表紙に「山田蔵書」と「01.5.14」の印があります。
訪れた日でしょうか、本文を見てみると「89.6.3」と赤鉛筆で印があります。
少なくとも2名の方を経由して私のもとに来たようです。こういうのは興味深いことです。

こんな人におすすめ
・「関東ふれあいの道」の踏破を目指す方
・歴史や文化遺物に触れながら歩きたい方
関連書籍
掲載内容がわかるページがないため詳細は不明ですが、今回紹介した本は以下の1冊目と同じものかもしれません(表紙が違うので微妙ですが。。。)
以下の3冊を合わせて144コースをカバーすることになると予想しています。
首都圏自然歩道: 関東ふれあいの道特選35コース(出版年1988/5/1)
首都圏自然歩道 2: 関東ふれあいの道推奨35コース (山溪WALKガイド)(出版年1989/1/1)
首都圏自然歩道 3 関東ふれあいの道74コース完結編: 大判全コース・マップ付 (山溪WALKガイド) (出版年1989/7/1)
これらの3冊を合わせた内容が以下の書籍になるのではないかと思われます。
参考情報
著者の武村岳男さんは多くのガイドブックを著述しています。
道についての詳細はwikipwediaの「関東ふれあいの道」を参照してください。