2025年9月27日、筑波山麓に上曽トンネルが開通します!

新設された上曽トンネルで上曽峠の通過時間が半分になる思われます。
土浦北ICから真壁まで湯袋峠経由で34分かかるところが、上曽トンネルで約30分になりそうです。
桜川市方面から常磐道へのアクセスが少し楽になるかもしれません。
上曽トンネルとは?
石岡市と桜川市は筑波山の山麓で隔てられています。
現在茨城県道7号石岡筑西線でつながり、その山麓は上曽(うわそ)峠を越えていくことになっています。
上曽トンネルは山間の道を避け、全長3,538メートルの長さのトンネルで、東西がつながることになります。
石岡市側はフルーツラインの上曽交差点より少し北側の交差点に接続します。
桜川市側は県道41号つくば益子線の真壁消防署前交差点に接続します。
上曽峠を超える道路は幅員が狭く、急勾配です。
このため、大型車が通れない場合があり、またすれ違いに気を使うなど、あまり利用したくない感じの道路でした。
また台風による倒木や積雪による通行止めなど気象に影響されることも多かったようです。
また石岡市、特に旧八郷町は町全体を山に囲われる形になっていて、周辺の街への行き来に不便を強いられており、以前からトンネル化が待たれていました。
2012年には南の朝日トンネルが開通しています。
上曽トンネルの効果は?
石岡市のページには以下のようにあります。
トンネルを含めた道路整備が完成すると、日常生活の利便性が向上するほか、災害時における緊急輸送や両市間の交流促進及び沿線地域の振興に寄与することが期待されています。
さらに、県南地域と県西地域が結ばれ、茨城空港までを東西に結ぶ基軸も形成されることから、県南・県西地域間の連携強化が見込まれ、地元産業や物流・観光を支える路線としても期待されています。
確かに地図を見ると筑波山の山麓が広く東西を隔てているように見えます。
桜川市から小美玉市へのアクセスはしやすくなるかもしれません。
少し具体的に見てみます。
土浦北ICから真壁消防署前交差点までの経路を見てみます。
現在最速は朝日トンネルから湯袋峠を経由する経路で34分と見積もられています。
上曽峠経由だと36分です。
上曽交差点から真壁消防署前交差点まで約13分。
これが半減できるとすると、朝日トンネル、上曽トンネルを経由すると約30分になります。
峠道を行くことなく走ることができるので、時間以上に楽に通行することができるでしょう。
桜川市周辺から常磐道へはアクセスが容易になることと思われます。

開通イベント
令和7年9月20日土曜日午前10時~午後3時に開通記念プレイベントが開催されます。
桜川側、石岡側の坑口で受付をして、坑内を歩けるようです。
トンネルの開通式典は令和7年9月27日(土)午前10時30分から。
トンネルの供用の開始は令和7年9月27日(土)午後3時からです。
参考情報
石岡市『供用開始日および上曽トンネル開通式典の開催について』
桜川市『上曽トンネルの供用開始日について』
『上曽トンネル開通記念プレイベント「トンネルウォーク」の開催』
Wikipedia 茨城県道7号石岡筑西線
Wikipedia 朝日トンネル