雑誌「山と渓谷」9月号の傾向

はじめに

9月は、暑さが和らぎ登山者にとって快適な季節が始まる月。
『山と溪谷』ではこの時期、秋山の代表格である紅葉の名山や山小屋泊縦走の提案に加え、地図読みや遭難防止など安全登山への意識を高める内容が多くなります。
以下に2013年以降の特集傾向をまとめました。

記事一覧表

9月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

傾向分析から見える9月号の特徴

1. 「読図」「地図読み」の特集が極めて多い
   2013年以降だけでも7回以上「読図」や「地図読み」を主軸とする特集が登場。秋山シーズンにおける単独行やミニ縦走の安全確保に向けた基礎知識として、読者から高いニーズがあることがうかがえます。
2. 紅葉・名山の魅力ある特集も恒例化
   「全国紅葉名山100」や「八ヶ岳」「中央アルプス」など、秋の山旅にふさわしい紅葉や高原地帯の名峰を案内するビジュアル重視の特集も定番化しています。
3. 山小屋泊や週末縦走といった“秋の泊まり山行”を提案
   夏の混雑が落ち着くこの時期に「山小屋泊で縦走」など、比較的静かな秋山を楽しむ中級者向けプランが組まれている点も特徴です。
4. 安全・気象・文化など多面的な切り口も
   「遭難の教訓」「秋山気象」「山と鉄道」「山岳写真家の視点」など、登山の本質を深掘りする知的な特集が挟まれるのも9月号ならではの魅力です。

どんな登山者におすすめ？

• 秋山縦走や週末山行を計画している人
• 読図やルートファインディングを学びたい人
• 八ヶ岳・中央アルプス・紅葉の名山を歩きたい人
• 遭難や気象リスクを理解し、安全登山を意識したい人
• 秋ならではの静かな登山文化・写真・鉄道山旅に興味がある人

まとめ

9月号は、「秋山を楽しみながら安全に歩くための教養と実践が詰まった一冊」と言えます。
紅葉の名所や名峰の紹介とともに、読図・天気・安全管理といった技術面もバランス良く構成されており、中級登山者にとって特に実用性の高い内容となっています。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
　雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

すかいす

駆け出しブロガー

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埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。