雑誌「山と渓谷」8月号の傾向

はじめに

お盆を中心に最も多くの登山者が山に集う8月。
『山と溪谷』ではこの月、北アルプス・南アルプス・中央アルプスといった人気山域を中心に、山小屋情報、縦走プラン、天候への備えなど、実践的でタイムリーな情報を網羅しています。
2013年からの特集テーマをもとに、傾向を整理しました。

記事一覧表

8月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

傾向分析から見える8月号の特徴

1. 日本アルプス三山（北・中央・南）の特集が非常に多い
   とくに「北アルプスの山小屋」「南アルプスの巨大山塊」「縦走案内」など、アルプス三大山域の魅力と実践的攻略情報を扱う特集がほぼ毎年登場しています。
2. 山小屋やアクセスなど、実用情報が充実
   「山小屋物語」「登山口の街案内」「新登山様式」など、現地で役立つ情報が多く、初心者〜中級者の不安解消に貢献しています。
3. 天気・自然・安全への関心が高まる時期
   夏山特有のリスク（雷・雨・高山病など）に備え、「天気の基本」「遭難防止」「ロープワーク」など、山のリスク対策や自然理解系の企画も頻出しています。
4. 家族連れや初心者も意識
   2021年の「家族登山」や、穏やかな山域紹介は、夏休みに登山を楽しむファミリー層やライトユーザーも視野に入れた構成です。

どんな登山者におすすめ？

• 北・中央・南アルプスを縦走したい人
• 山小屋泊やテント泊を計画している人
• 夏山の気象や行動リスクを把握したい人
• 家族や初心者を連れて登山したい人
• 山域のアクセスや登山口の街も含めて旅したい人

まとめ

8月号は、「夏山を最も多面的に捉えた一冊」と言えます。アルプスの名峰や縦走ルートに加え、気象、安全、アクセス、山小屋など、実践的な山行を強く意識した構成が特徴です。
登山者の経験レベルに関わらず、夏の山旅の計画に役立つ内容が満載です。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
　雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

すかいす

駆け出しブロガー

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埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。