雑誌「山と渓谷」7月号の傾向

はじめに

夏の長期休暇、好天の確率、そして高山植物の見ごろ――。7月は登山者にとって「特別な月」です。
『山と溪谷』ではこのタイミングで、縦走・岩稜・テント泊といった夏山の本格ルートや、装備・体調管理などの準備に役立つ実践的な特集を展開。
2013年からのテーマを分析し、その傾向を明らかにします。

記事一覧表

7月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

傾向分析から見える7月号の特徴

1. 「北アルプス」「槍・穂高」「剱岳」が毎年の主役
   10年以上にわたり、ほぼ毎年のように槍ヶ岳・穂高岳・剱岳・後立山といった北アルプスの名峰が登場。7月号＝本格夏山登山の道しるべと言っても過言ではありません。
2. 岩稜ルートやロープワークなどの技術系テーマが目立つ
   「岩稜10選」「ロープワーク術」「セルフレスキュー」など、中級～上級者向けのスキルアップ系特集が多く、夏山の難所に対応する内容が充実しています。
3. 高山植物や絶景スポットもフォロー
   「お花畑」「絶景テント場」「旅する北アルプス」など、ハードな山行だけでなく情緒ある山旅企画も毎年1〜2本用意されています。
4. 富士山や体調管理といった実用テーマも
   特に近年は「富士山登山」や「カラダ調整」「トラブル対策」など、夏山に向けた現実的な準備特集も組まれています。

どんな登山者におすすめ？

• 北アルプスの縦走や岩稜ルートに挑戦したい中・上級者
• テント泊や長期縦走の準備を進めたい人
• 夏山のリスク（暑さ・体調不良など）に備えたい人
• 高山植物や夏の絶景を楽しみたいハイカー
• 富士山登山を計画している登山ビギナー

まとめ

7月号は、夏山の“本番直前ガイド”としての位置づけが非常に強く、読むことで自然と山へのスイッチが入るような構成になっています。
とくに北アルプス関連の情報密度は群を抜いており、山旅を計画するすべての登山者にとっての強力な一冊です。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
　雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

すかいす

駆け出しブロガー

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埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。