雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

はじめに

寒さが本格化する12月は、多くの登山者にとって“雪山の入口”でもあります。
『山と溪谷』ではこのタイミングで、雪山初心者向けの基礎知識から上級者向けのコース紹介まで、段階的なガイドが展開されてきました。
また、年末年始に山で過ごすためのアイデアや、防寒・リスク管理の最新情報もこの号で紹介されることが多くあります。

記事一覧表

12月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

傾向分析から見える12月号の特徴

1. 「雪山登山」特集が毎年の定番
   「雪山登山入門」「雪山の教科書」「雪山ベストルート」「雪の日本アルプス」など、初心者〜中上級者までを対象とした雪山の知識・技術・ルート提案が毎年登場。12月号の中心的テーマです。
2. 冬用装備・ウェアの選び方も網羅的
   「雪山装備大全」「アンダーウェアの選び方」「歩行技術とギア」など、寒冷環境に適した装備ガイドが定番化。特に道具選びやレイヤリングの知識は毎年更新されています。
3. 年末年始を山で過ごす提案
   「山小屋で年越し」「年末年始に登りたい山」など、季節ならではの特集があり、冬でも登山を楽しみたい読者層の関心を引いています。
4. 近年（2023～2024）は“駅からハイキング”が掲載
   2022年までは雪山一色だったのに対し、2023・2024年は「駅からハイキング100」といった初心者やライト層向けの地域密着型ハイキング特集が2年続けて登場。コロナ禍後の登山ブームや新しい層へのアプローチが感じられます。

どんな登山者におすすめ？

• 雪山登山を始めてみたい初心者
• 冬のアルプス縦走やバリエーションルートに挑戦したい中級者以上
• 年末年始に山小屋泊を計画している人
• 冬用装備・ウェアを選び直したい人
• 雪山登山の安全知識を身につけたい人
• 駅からの軽登山や地域の山歩きを楽しみたいライト層

まとめ

12月号は、「雪山登山入門」としての価値が高く、加えて年末の特別感ある山旅提案も含まれる“冬登山の総合ガイドとしての性格を持ちます。
近年ではハイキング特集も取り入れるなど読者層の拡大にも挑戦しており、ビギナーからベテランまで役立つ一冊です。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
　雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
　雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

すかいす

駆け出しブロガー

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埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。