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雑誌「山と渓谷」11月号の傾向

山と渓谷_イメージ
mtwalker
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『山と溪谷』11月号は、「低山」「晩秋の山旅」「単独行」「展望」「防寒・気象・装備」といった晩秋から初冬にかけての登山を意識したテーマが特徴的です。夏山のにぎわいが落ち着いた後の「静かな山」を楽しむ登山者に向けた号といえます。

はじめに

11月は紅葉が終盤を迎え、標高の高い山は雪の気配が近づく季節です。
『山と溪谷』ではこのタイミングで、「静けさ」「安全」「快適さ」をキーワードに、低山・展望・単独行・装備・気象といった多様な観点から山を楽しむスタイルが提案されます。
以下に、2013年以降の特集タイトルをもとにその傾向を分析しました。

記事一覧表

11月号の特集、特集2、特別企画のタイトルを以下に示します。

2013年版からKindleの電子版で入手可能です。
また2021年版からKindleUnlimitedで読み放題で読むこともできます。

記事タイトル(特集/特集2/特別企画)分類テーマ
2024決定! 日本百低山低山・選定型特集
2023決定版!全国絶景低山100
山とスポーツ
埼玉県遭難マップ
低山・安全・登山文化
2022全国絶景低山100
神奈川遭難発生マップ2021
山と温暖化
低山・安全・環境
2021特集 全国絶景低山50
第2特集 山岳展望のABC
低山・展望術
2020東京・名古屋・大阪周辺 充実!日帰りコースガイド52
コロナ禍で登山はどうなったのか
マルチピッチクライミングで登山力アップ!
日帰り・現代的登山術
2019富士山名山特集(単独年)
2018再発見 東京周辺の山100
西の山をめぐる 山旅トレッキング案内
低山・地域特集
2017再発見 高尾山
六甲をあそびつくそう!
都市近郊・地域山旅
2016”登山力”養成講座
地図を広げて、山の名前を推理する「山岳展望の楽しみ」
スキルアップ・技術系
2015「単独行者の登山学」
「目からウロコの天気予報活用法」
単独行・気象リテラシー
2014「強い登山者になるための体づくり」
「地図を読んで歩こう! 山の“ナビゲーション”技術」 
「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)2014レポート」 
身体・地図・山岳レース
2013「単独行 シンプル化計画」
「駅をつないでしっかり歩く! 日帰りコースガイド[東京周辺]」
「登山のための岩登り」
単独行・軽登山・技術

傾向分析から見える11月号の特徴

  1. 「低山特集」が圧倒的に多い
    2021年以降、「絶景低山」「日本百低山」「東京近郊の山」など、冬の足音が近づく時期に安全かつ楽しめる低山登山の特集が非常に多く、11月号の代名詞的存在になっています。
  2. 「単独行」や「日帰り登山」特集も定番
    2013年、2015年、2020年などには、「単独行」「軽装備」「日帰り向け」など、個人で安全に楽しむ登山スタイルの提案が際立ちます。
  3. 展望・気象・安全知識の特集も豊富
    「山岳展望のABC」「ナビゲーション」「天気予報活用」「遭難マップ」など、冬に向けて知っておきたい基礎知識やリスク対策が毎年のように登場しています。
  4. 都市近郊や地域の再発見型企画も多い
    「高尾山再発見」「六甲あそび尽くし」「東京周辺の山」など、アクセスの良い地域山行を見直す特集も複数あり、ライト層にも届く内容です。

どんな登山者におすすめ?

  • 秋の終わりに静かな低山を歩きたい人
  • 単独登山・ソロハイクに関心がある人
  • 冬に向けた登山リスク(気象・遭難)を学びたい人
  • 高尾山や六甲など都市近郊の魅力を再発見したい人
  • 地図読み・天気予測などのスキルアップを図りたい人

まとめ

11月号は、「紅葉の終わりから雪の始まりのすき間を快適に楽しむための知識と実用性」を備えた一冊です。
低山・日帰り・単独行・安全・展望というテーマが毎年交錯しており、中高年層からビギナー、都市近郊派まで、広く活用できる内容となっています。

参照

雑誌「山と溪谷」特集から見る月別傾向
 雑誌「山と渓谷」1月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」2月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」3月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」4月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」5月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」6月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」7月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」8月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」9月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」10月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」11月号の傾向
 雑誌「山と渓谷」12月号の傾向

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すかいす
すかいす
駆け出しブロガー
埼玉県在住。主に関東圏の山に登っています。都内や埼玉県内の散歩もします。
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