Kindle Unlimited×アウトドア|登山をもっと楽しむ活用術
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山と散歩、ときどき本
生成AIを使った画像生成は、学習されたデータをもとに画像を生成していることから、法的に問題を含むことを懸念されています。
生成AIで「オリジナル写真をもとに◯◯風に変換」した画像について、法的な問題が起きる可能性を整理します。
あなたが撮影した写真であれば、その著作権は撮影者であるあなたにあります。
その写真を自分でAI加工して利用する場合、自分の著作物の二次利用なので著作権侵害にはなりません。
著名人の固有の作風やブランドを利用した場合、次のリスクがあります:
風景画像で、人物が写っていない場合は問題ありません。
人物が写っている場合は、その人の同意が必要です(加工後も特定できる場合)。
商用利用(販売・広告利用など)では特に次の点に注意が必要です。
以下で作った画像のうち判断が微妙になりそうな例を挙げてみます。
こちらはわたせせいぞう風の画風にするために、元の画像とわたせせいぞう氏の画像を読み込ませて、画風をまねています。
「わたせせいぞう風」と指示すると生成できないので、このような方法をとりました。
参考にしたイラストとは似ていないのですが、データを利用しているので判断が難しいところです。
こちらは「いらすとや風の画像に変換してください。」と指示しています。
スタイルは真似ていますが、いらすとやに類似の絵はないはず。
個人利用ならほぼ問題なし。
商用利用ならオリジナルの「いらすとや」との混同を避けるべきと思われます。
他の画像はスタイルをまねているだけなので問題ないと思いますが、
上の2点は判断が難しいところです。
オリジナル写真を基にしたAI変換自体で著作権侵害になることはほとんどありません。
ただし、
個人利用・非公開利用なら問題になる可能性は低いです。