【画像付き】ChatGPTで風景写真をイラスト風・水彩画風に変換する方法

ChatGPTで日常写真を印象派風に変換するといい感じになると、最近(2025年夏)話題になっています。
ChatGPTで風景写真を「水彩画風」「イラスト風」に変換!画像付きで手順やコツを初心者向けに紹介します。
動機
「子どもがぶどうの皮をむいていたが『昔のヨーロッパの人なら絶対このシーン絵画として残してるな』と思ったのでChatGPTに印象派絵画風にしてもらった」という記事の画像が確かによくできていました。
子供の日常の一コマを印象派風に変換したものです。
風景写真も面白く変換できたなら、アイキャッチとして使えるかもと思い、試してみました。

ChatGPTで変換実験
元画像
先日の陣馬山の写真です。
単純に彫像を面白く変換出来たら受けるかもと考えました。

~風に変換!
「印象派風の画像に変換してください」で変換してみました。
確かにいい感じですね。
良い天気であることが伝わります。

「水彩画風の画像に変換してください」
何かの挿絵にありそうな感じです。
今回はこれが一番気に入ったものになりました。

「ピカソ風の画像に変換してください」
ピカソは画風がいろいろあるので細かく指定したほうが、意図した画風になりそうです。

「キュビズム風の画像に変換してください」
「ピカソの青青の時代風の画像に変換してください」
これだと意図した感じになりますね。


「ダリ風の画像に変換してください」
シュルレアリスムの感じになりました。

「シュルレアリスム風の画像に変換してください」
これは”ダリ風”のほうがイメージに近いかも。

「ゴッホのひまわり風の画像に変換してください」
筆づかい、色調がそれっぽいです。

「線画風の画像に変換してください」
シンプルな線画が好きなのですが、これは違うかも。
もう少し具体的な指示が必要か?

「葛飾北斎風の画像に変換してください」
雰囲気はいいのですが、意図とは違うかも。

「浮世絵風の画像に変換してください」
これも意図とは違うかも。

「版画風の画像に変換してください」
たしかに版画風になりました。

「水墨画風の画像に変換してください」
これは墨でペイントした感じですが、水墨画ではないかんじですね。

アンディ・ウォーホル風やバンクシー風はポリシーの関係で拒否されえてしまいました。
「ポップアート風の画像に変換してください」
「ストリートアート風の画像に変換してください」
で試しています。
これは微妙。


「イラスト風の画像に変換してください」
で2度試しています。


1980年代の日本のポップアート風で作りたいと考えました。
イメージはわたせせいぞうさんです。
個人名が入るとポリシーの問題で拒否されてしまうので、
元画像と真似たい画像のふたつを読み込ませ、画風をまねさせてみました。
色使いは似せることができたかも。。。

「いらすとや風の画像に変換してください」
らしくなりました。

「漫画風の画像に変換してください」
実際の漫画でありそうな、写真を漫画にトレースしたような画像になりました。
集中線がつくんですね。

以下はもっと実験的にしてみました。
サイバーパンク風、スチームパンク風、ホラー風、ロマンチック風、もっと力強い感じ、です。





風景画像をChatGPTで変化する際のコツ
ChatGPTに変換のコツを聞きました。
どんな雰囲気にしたいかを具体的に指示することがポイントです。
1. スタイルを明確に伝える
「◯◯風」「◯◯調」を明確にするだけでなく、
質感やタッチもセットで指示すると安定します。
例:
- 「油絵風」「水彩画風」「鉛筆スケッチ風」
- 「ジブリ風のアニメ背景」「レトロ写真風」「ファンタジー調」
2. 雰囲気・時間帯を具体的に
時間帯・季節・空気感を加えると、仕上がりが変わります。
例:
- 「夕暮れ時の雰囲気で」
- 「霧が立ち込めた朝」
- 「秋の紅葉が鮮やかに見えるように」
3. 色味を指示
色調で印象をコントロールできます。
例:
- 「青と紫を基調に」「セピア色で」
- 「ビビッドカラーでポップに」
- 「モノクローム調」
4. 要素の追加・除去も指示できる
画像の内容を少し変えたい場合も指定できます。
例:
- 「人や建物は消して自然だけの風景に」
- 「空にオーロラを追加」
- 「背景に遠くの山を強調して」
5. 仕上げイメージを比喩で表現
抽象的な表現でも意外と効果があります。
例:
- 「夢の中のような世界観で」
- 「SF映画のワンシーンのように」
- 「ポストカードに使える感じで」
6. ステップを分けて試す
- まず大きく「スタイル」や「雰囲気」を決める
- その後「色味」「細部追加」などを再指定して調整する
同じ元画像でも何段階かで変化させると安定します。
元の風景写真を、
○○風(画風・スタイル)で、
××の雰囲気(時間帯・季節・空気感)にして、
色味は△△で、
□□を強調して描いてください
このテンプレートに従い、改めて変換してみます。
「元の風景写真を、
水彩風で、
夏の暑い日の雰囲気にして、
色味は元画像に似せて、
彫像を強調して描いてください」
単純な「水彩風」から変化を与えることができたようです。

「元の風景写真を、
水彩風で、
秋の紅葉が鮮やかに見えるような雰囲気にして、
彫像を強調して描いてください」
これは確かに秋の景色ですね。

ところで陣馬山の彫像とは何者か?
この像は何者でしょうか?
陣馬山の山頂に立つ白馬像(多くの方には「陣馬山のモニュメント」「白馬の像」として知られています)は、昭和44年(1969年)に京王電鉄が「観光目的」で設置したもので、作者(彫刻家)の名前については公には記されておらず不明のようです 。
現地では台座の裏にプレートがあったという話もありますが、それにも作者名が刻まれていない可能性が高く、少なくとも一般に知られている情報としては作者不明です。
いろいろ試してみて、彫像があるから絵になることに気づきました。
とくにシュルレアリスム風の画像に雰囲気がよく合っています。
もともとシュールな形とよく言われる像です。
作者もシュルレアリスムに影響を受けているのではと感じました。
まとめ
ChatGPTで風景写真を「水彩画風」「イラスト風」に変換してみました。
少しの工夫で見栄えの良い画像を作ることができました。
